コロナ禍以降、食品業界は原材料費や物流費の高騰、EC市場による新たな販路の拡大など、業界を取り巻く環境は大きく変化しています。

食品業界は、加工食品や清涼飲料水、調味料、アルコールなどを製造し、消費者に販売する業界の総称であり、私たちの生活になくてはならない存在です。

そこで今回編集部では食品業界特化型エージェントを調べてみました。

食品業界の現状

食品業界は、国内外問わず急速に変化しており、技術革新、環境問題など業界全体に大きな変革の時代になっています。

健康志向食品の需要拡大

消費者の健康意識により、低カロリー、低糖質、高たんぱく食品や、グルテンフリーやアレルギー対応食品の需要が増えています。また、プロバイオティクスを含む機能性食品や、スーパーフードと呼ばれる栄養価の高い食品において、日本では特に、発酵食品（味噌、納豆、漬物など）の健康効果が再評価されています。

また環境問題と併せてプラントベースの食品にも注目が集まっています。動物性食品の代替として、プラントベースのハンバーガーなどベジタリアンやヴィーガンだけでなく、健康志向の方に幅広く支持されています。

食品の持続可能性

食品業界全体でサステナビリティが重視されており、フードロスの削減、環境に配慮したパッケージの導入など企業はリサイクル可能な素材や生分解性のパッケージを採用し、廃棄物の削減を目指しています。

フードロス（食品廃棄問題）においては、食品の無駄を減らすための技術や、賞味期限が近づいた食品の割引販売などのほかに、企業や政府が様々な対策を行いフードロスの削減を目指しています。

テクノロジーの進化（フードテック）

フードテック（FoodTech）は、AIやIoTを活用したスマート農業、ロボットや自動化技術を用いた食品加工や流通の効率化が取り組まれています。また3Dプリンターで作られる食品や、ラボで培養された細胞肉（クリーンミート）も将来の食料供給を変える可能性があり、注目されている分野です。

その他にも消費者の好みの多様化が進む中で、パーソナライズドフードサービスの提供など自分に最適な食材・食品を選ぶ時代になっており、食と健康への関心の高さが顕著になっています。

地域産品と地産地消

地元で生産された食品を積極的に消費する「地産地消」が見直されており、安心・安全な食品の提供や食料自給率の向上、地域経済の活性化など国が法律の整備なども積極的に進めています。

食品業界で働く人たち

主に以下の職種があります。

生産管理・品質管理

生産計画の立案や実行に関わる業務。生産工程の全体を管理する生産管理や、不良品やトラブルの発生を未然に防ぐための検査や従業員管理などを行う品質管理を行い、安心・安全な食の提供を行うことをミッションとしています。

研究開発・生産技術

商品の開発・改良、技術開発などをおこなう研究開発、商品を製造するための技術開発を行う生産技術。

開発では新商品や商品リニューアルなどに合わせて、新たな開発しレシピを作成し、工場内で大量生産ができるレシピ設計まで行います。

企画開発・マーケティング

消費者のニーズから新商品の企画や商品のリニューアルなど行う業務。 市場調査の結果をもとにマーケットを分析し、商品の企画立案や、開発部門と連携を行います。

上記以外にも、営業・販売促進、バックオフィスをはじめ、小売・スーパーなどで販売をするスタッフなど幅広い人たちが食品業界に関わりを持っています。

編集部おすすめ！食品業界に特化した人材エージェント

株式会社ＲＤサポート

• ｢食品」「化粧品」「バイオ・ヘルスケア」業界特化型
• 商品開発、研究開発、品質管理など業界に関する職種に幅広く対応
• 管理栄養士専門の転職支援、NutriWorks(ニュートリワークス)も運営

株式会社オイシル

• 生鮮業界に特化した人材紹介サービス「オイシルキャリア」
• 業界経験10年以上キャリアアドバイザーが在籍

株式会社プライズ

• 生鮮スーパーマーケット特化の人材紹介
• 2002年に創業し、20年間以上の実績とノウハウを保有

まとめ

この記事では食品業界に特化した人材エージェントをご紹介しました。

業界特化ならではの強みはコンサルタントの専門性や独自の集客経路を持っていること、業界への深い知見や経験を持っている点が挙げられます。

当社では今回ご紹介しきれなかった特化型エージェントも独自で調査しています。ぜひ気になる方はお問合せよりご質問ください。